内容説明
天涯孤独のシゲル少年の心を支えたのは、甘いお菓子への憧憬だった―。戦争の敗色濃くなりゆく時代を背景に、過酷な運命を生きる少年の姿を描く名著の復刻。
目次
二つの菓子パン
お菓子の好きなパリ娘
創立記念日のお菓子
十五歳のバラード
われにむかいて光る星
床下からの青草
ホンモノとニセモノ
すばらしいプレゼント
紋三郎一座旅日記
名も無き者の花道
燃えないいのり
めぐりあいの中で
著者等紹介
西村滋[ニシムラシゲル]
1925年名古屋市生まれ。6歳で母と、9歳で父と死別し、以後放浪生活をする。1952年、処女作『青春廃業』を発表。『雨にも負けて風にも負けて』で第2回日本ノンフィクション賞、『母恋い放浪記』で第7回路傍の石文学賞を受賞。2016年5月21日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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