自主管理社会趣味<br> アイラブユーゴ〈3〉ユーゴスラヴィア・ノスタルジー女の子編

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アイラブユーゴ〈3〉ユーゴスラヴィア・ノスタルジー女の子編

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784784511099
  • NDC分類 302.393
  • Cコード C0022

内容説明

ソ連型とは一線を画した「自主管理社会主義」型の消費社会で人々はどの様な生活を送ったのか?プロパガンダ芸術はいかに革命を讃え、反体制芸術はいかにそれを茶化したのか?シリーズ第3弾となる女の子編はユーゴスラヴィアのファッションや食、文化、生活など文化系女子トキメキの内容!

目次

文化(プロパガンダ・アイコン―「白系ロシア人」がルーツのスクリギンの『コザラの女』;反ファシズム記念碑―個人崇拝は避け、巨大コンクリート剥き出し抽象モチーフ ほか)
生活(ピオニール―誰もが思い出す、赤いスカーフとティトー帽の社会主義版ボーイスカウト;教育―民族・性別・年代を超え広く開放され、非同盟諸国の留学生も受け入れ ほか)
食(肉食文化―豚商人が近代セルビア国家幕開けの指導者にまで;ラキヤ―「自家製作れなくなるかも」と、EU加盟反対の論拠にまで ほか)
ファッション/雑貨(ファッション―「彼女、パリに知り合いでもいるのかしら?」;ボロヴォ―クロアチア紛争激戦地拠点の人気ローカット・スニーカー「スタルタス」 ほか)
大衆文化(パルティザン映画―ティトー自ら制作に関与、次第にマンネリ化、現在新作品ゼロ;『トップ・リスタ・ナドレアリスタ』―サラエヴォのニュー・プリミティヴの批判精神 ほか)
そして、ユーゴノスタルジー(ユーゴノスタルジーTシャツ、懐メロ、ドキュメンタリー、ウェブサイト、居酒屋、カフェ;『落第生のためのユーゴ連邦』―「ティトーは言われた、光あれ!」 ほか)

著者等紹介

亀田真澄[カメダマスミ]
1981年奈良県生まれ。東京大学文学部卒。同大学で修士課程(欧米系文化研究専攻)修了後、ザグレブ大学博士課程に2年間留学したのち、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学文学部助教。専門はロシア東欧におけるプロパガンダ表象。近年の研究テーマは、宇宙開発にかかわるプロパガンダ

山崎信一[ヤマザキシンイチ]
1971年長野県松本市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。少年時代に出会った坂口尚『石の花』に感化されユーゴスラヴィア研究を志し、1995年~1997年、紛争の時代のベオグラードに留学。現在、東京大学教養学部非常勤講師。ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史を研究する傍ら、ユーゴスラヴィアとその継承諸国における大衆文化(特に大衆音楽)をまとめる作業も行っている

鈴木健太[スズキケンタ]
1980年名古屋市生まれ。東京外国語大学外国語学部(スペイン語専攻)卒。だが、とあるサッカー選手に魅せられ、既に在学中からユーゴスラヴィアの歴史を学ぶ。そのまま東京大学大学院総合文化研究科修士課程および博士課程(単位取得退学)、また2年半のベオグラード留学を経て、旧ユーゴスラヴィア地域を中心に東欧・バルカンの現代史/地域研究を専門とするようになる。現在、日本学術振興会特別研究員PD。研究の関心はとくにユーゴスラヴィアの解体における政治社会とナショナリズムの関係等

百瀬亮司[モモセリョウジ]
1975年長野県松本市近郊に生まれる。京都大学文学部(現代史学)、東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究)修士課程を経て、同博士課程単位取得満期退学。現在、跡見学園女子大学兼任講師ほか。ユーゴスラヴィア紛争を契機に当地に関心を持ち始める。空爆後のベオグラードに2001年~2003年留学。研究分野は、欧州近現代史、東欧史学史、バルカン地域研究。旧ユーゴスラヴィアにおける人びとの対立・和解と、歴史認識の関係に特に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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富士さん

5
こういうのを待っていた。三冊目はユーゴスラビアの民俗文化史です。自分の専門分野に近いということもありますが、共産趣味の本丸は、ほとんど体系的に論じられることのない、この分野だと思います。それに、この分野に達した時、その対象の研究が真に成熟したのだと言えるのだと思います。本来は、まずソ連を対象としてこの手の本があるのが普通だと思うのですが、英語のドキュメンタリーでちょっと見たくらいで、この手の分野が深く研究されているという話を聞きません。その点、共産圏の、しかもユーゴを扱った本書は類書のない貴重な本です。2022/05/28

肉尊

4
エミール・クストゥリツァ監督のカンヌ国際映画祭最高受賞作『アンダー・グラウンド』おススメです。マルコとクロが結婚式の介添人で何世代も付合いのある「クム(kum)」という関係にあること、そしてそんな兄弟のような関係同士であっても血で血を洗う戦争になってしまうこと。ロマのBoban Markovicらの生演奏やラキヤと呼ばれる蒸留酒が登場。実写シーンではティトーの追悼列車や各国首脳の弔問、ピオニール(少年少女)たちが枕木に花を手向けるシーンなど当時の場面も盛り込ませながら、ユーゴの歴史を振り返ることができます2020/12/17

保山ひャン

2
文化、生活、食、ファッション、雑貨、大衆文化、ユーゴノスタルジーの項目でユーゴスラヴィアを紹介。音楽や文学、映画、お菓子などの情報が入っており、第一巻の「大人編」よりも明るく楽しく。ユーゴスラヴィアは、ブラック含めて笑いの勝った文化なんだなぁと思った。2017/02/21

可兒

1
おもしろくてためになるを地で行くシリーズは本当に久しぶりに読んだ2015/10/29

hiratax

1
「女の子編」と銘打たれているものの、音楽や映画、お菓子、ジュース、ファッションなどサブカルチャー、大衆文化全般が取り上げられている。巻末にはユーゴ関連の参考文献もある充実した作り。本棚の地層に埋もれている「現代思想」のユーゴ解体特集号(これ買ったのは中野の「大予言」という妙)を読もうと思う、2015/05/19

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