目次
解題 マルクス主義における帝国主義論の位置―段階論の混乱を中心として
1 マルクス、エンゲルスの世界経済把握(マルクスの後進国把握;エンゲルスと帝国主義)
2 帝国主義論の形成(世界資本主義と帝国主義論;金融資本と帝国主義論―ヒルファーディング『金融資本論』の構造と意義;資本輸出と金融寡頭制―ボブソン『帝国主義論』の論理と対象)
3 帝国主義論の確立と展開(独占資本主義論としての帝国主義論―レーニン『帝国主義論』の成果と限界;帝国主義と全般的危機論―ブハーリンの国家資本主義トラスト論;段階論としての帝国主義論―宇野弘蔵『経済政策論』の意義と問題)
4 現代資本主義の歴史的位相(国家独占資本主義と管理通貨制―大内力『国家独占資本主義』の問題点;国際通貨体制と金融資本の論理)
著者等紹介
降旗節雄[フリハタセツオ]
1930年長野県、穂高町に生まれる。1953年信州大学文理学部卒業。1961年東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。1970年北海道大学経済学部教授。1974年筑波大学社会科学系教授。1985年帝京大学経済学部教授現在に至る。1994年筑波大学名誉教授
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