内容説明
20世紀の物質文明が生みだした大量生産・大量廃棄社会は臨界点だ!生産力思想をこえるラジカルな社会変革への思想的展回。
目次
第1章 人間を幸福にしないGDP神話を超えて
第2章 合成化学物質が人格を破壊している
第3章 20世紀物質文明の生み出したもの
第4章 マルクスではなくマルサスの言ってることも受けとめるべきだ
第5章 配分的正義を基準とするミルの社会主義論
第6章 進化論的な倫理学は考えられないか
第7章 広松哲学でいう物象化的錯認と、として機制
第8章 マルクス主義の生態史観への読み替えは可能か
第9章 自由の実現は自己絶対化とはちがう
第10章 功利主義の世紀を超える問題意識
補論1 「功利主義」も「社会主義」も生産力思想のパラダイム
補論2 市場の成長は人類にメリットを与えなくなっているのでは