内容説明
人権とアジアに視点をすえた神戸甲北高校の学校改革は、生徒一人ひとりの“生きる力”を育む教育の創造へ向かう。
目次
1 学校改革の原点(怨恨を超えて悲願へ―部落と朝鮮をめぐって;同和教育の推進のために;部落差別の根底にある意識構造;私の学校づくり;総合学科の導入と教育改革の意図)
2 人と仕事(教育改革の試練の中で;生徒との関わりを原点として;人の思いとその歴史を重ねて;教育の原点を求めて)
著者等紹介
西田秀秋[ニシダヒデアキ]
1937年、神戸市宇治川に生まれる。翌年、阪神大水害により流され、番町に移住。丸山中学校卒業後、70種近くの職業を転々とし、21歳で湊川高校(定時制)に入学。63年、湊川高校を卒業、立命館大学に進む。31歳で湊川高校の教員となる。この間、部落解放運動に従う。70年、立命館大学卒業。84年、東灘高校に転出。その後、北摂三田高校教頭、伊川谷高校教頭を歴任し、94年神戸甲北高校長。総合学科を県下で初めて導入。その間、全国同和教育研究協議会委員、兵庫県同和教育研究協議会役員、神戸地区県立学校同和教育研究協議会長などをつとめる。98年、神戸甲北高校長退職。在職中、脳梗塞に倒れ、左半身麻痺のため、現在リハビリを続けながら、著述生活を送っている
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