内容説明
戦争加害、民族虐殺、奴隷制―過去の恥辱が影を引く国々を訪れ、記録と記憶が交錯し、真実と虚偽が混淆する共同体の物語を尋ね歩く―それは歴史が生まれる現場への旅。
目次
打ちひしがれた国々への旅
記憶と第二次世界大戦（シーシュポスの石―ドイツ；曇りガラスの向こうの真実―フランス；歴史の抹消―日本における虚偽と忘却）
戦争、記憶、そして民族（奴隷制の影―アメリカ；愛する国―南アフリカにおける真実と和解）
戦争、記憶、そしてアイデンティティ（ホロコーストは誰のものか？；ヨーロッパに再来した戦争―ユーゴスラビアとボスニア）
正義はどこに？（新しいジェノサイド、新しい裁判―ニュルンベルクの遺産；記憶と忘却のあとで）
著者等紹介
パリス，アーナ［パリス，アーナ］［Ｐａｒｉｓ，Ｅｒｎａ］
カナダ・トロント生まれ。トロント大学、パリ・ソルボンヌ大学卒。１９７１年より執筆活動を開始。ジャーナリスト、書評、ブロードキャスターを経てノンフィクション作家に
篠原ちえみ［シノハラチエミ］
高校講師、雑誌ライターを経て１９９９年カナダへ移住。カナダの日本語新聞に寄稿する傍ら、フリーランス翻訳者として活躍。２０００年９月よりトロント大学で政治学を専攻
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