目次
第1部 「昭和」をゆるがしたリヒアルト・ゾルゲと尾崎秀実(リヒアルト・ゾルゲの諜報活動と尾崎秀実の果たした役割;尾崎秀実を軸としたゾルゲ事件と中共諜報団事件―彼らは侵略戦争に反対し中国革命の処理のために闘った;英警察、一九三〇年代に「ソ連スパイ」と断定―米国立公文書館(アーカイブス)資料に見るゾルゲの実像 ほか)
第2部 リヒアルト・ゾルゲとその盟友たち(ゾルゲとその仲間たちの諜報活動を巡るソ連本国の評価―ロシア公文書館の未公開資料に基づく分析;ソ連指導部から見捨てられた諜報員の運命―スターリンとゾルゲ;見えざる戦線の司令官ヤン・ベルジンの運命 ほか)
資料篇 フェシュン、A・G編著『秘録ゾルゲ事件―発掘された未公開文書』(総括的文書;コミンテルン時代;手紙 ほか)
著者等紹介
白井久也[シライヒサヤ]
1933年、東京に生まれる。1958年、早稲田大学第一商学部卒業後、朝日新聞社に入社。経済部・外報部記者を経て、モスクワ支局長、編集委員(共産圏担当)などを歴任。1993年定年退社。1994年から1999年まで、東海大学平和戦略国際研究所教授。現在、杉野服飾大学客員教授兼日露歴史研究センター代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。