目次
第1章 誤れる「歴史認識」
第2章 広島大本営の設置
第3章 天皇制国家の確立
第4章 連戦連勝の配当
第5章 「極東の憲兵」への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YUTAKA T
8
再読。日清戦争の詳しい事情についてはこの本で勉強した記憶がある。大本営が広島につくられたこと、帝国議会など政府の主要機能はすべて広島に移されたこと、明治天皇も広島に移動したが、その天皇が乗ったお召し列車に同乗を許されたジャーナリストが若き日の徳富蘇峰であり、それまで政府批判の急先鋒だった徳富蘇峰がそれ以降、政府擁護の第一人者になってしまうこと、旅順攻略戦のときに無辜の人民を1万人〜2万人程度虐殺してしまう旅順虐殺が起きたことなどなど、この本で初めて知ったことを改めて思い出した。2021/08/30