瀬戸内離島物語

瀬戸内離島物語

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784784504534
  • NDC分類 291.77
  • Cコード C0030

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

240
著者の福島菊次郎はフリーの社会派カメラマン。本書は1950年代から80年代まで、瀬戸内の離島の様々なシーンを撮り続けたもの。いわば離島に定点を据えた時代の証言である。50年代は島にも戦争の後遺症が残る。また、戦後の復興からも取り残されたような暮らしである。漁船は依然として手漕ぎの舟である。60年代。世は高度経済成長に向けて走り出したが、島にはさしたる変化もなかった。対岸の徳山の化学工場から多量の水銀が流されるまでは。この頃から瀬戸内の島々は衰退し、滅びに向かい始める。水無瀬島のように無人島となる島が⇒2024/09/06

こすもす

11
戦後の離島の生活を撮った写真集。本当に素晴らしい。過疎が進む中人間の温もりを感じる写真ばかり。子だくさんで子供が弟妹の子守をしている写真に思わずうるっとしてしまった。福島菊次郎氏というカメラマンを知ったのはつい最近TVでのこと。ほんの少し人物像を知っただけだが強烈な印象を残してくれた。原爆問題 政治 軍事問題 教育 公害 福祉問題をカメラで撮り続けた不屈のカメラマンだと思う。2015/11/17

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