人鬼雑居―日本軍占領下の北京

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784503933
  • NDC分類 222.075
  • Cコード C0030

内容説明

日中戦争下、北京は日本の占領下にあった。その時代を生きた学者・董魯安と、歴史家・陳垣という二人の知識人の当時の著作を通じて、市民の生活と意識、日本軍や傀儡政権に対する抵抗・不服従がどのように行われたかを読み解く。

目次

序論 日中戦争と日本軍占領下の北平(中国人にとっての日中戦争;近代史のなかの北京;日本軍占領下の北平 ほか)
第1部 人と妖怪とが雑居する北平市(まえがき 人々は信じている、こんな時代が長続きするものか、と;まず知識人とその世界について;安藤少将と周督弁 ほか)
第2部 歴史家陳垣と『通鑑胡注表微』(陳垣の生涯と学問;『通鑑胡注表微』について;結び)
第3部 資料(董魯安教授の解放区入り(于浩成)
日本への抵抗を貫いた陳垣学長(孫金銘)
華北文教協会(孫金銘) ほか)

著者等紹介

伊東昭雄[イトウテルオ]
1930年生まれ。一橋大学社会学部卒業、同大学院博士課程修了。現在、横浜市立大学名誉教授、中国研究所所員。編著書に『アジアと近代日本―反侵略の思想と運動』(社会評論社)、『橘樸と中国』(共著、勁草書房)、『原典・中国近代思想史』全6巻(共編、岩波書店)、『清末民国初政治評論集』(共訳、平凡社)、ほか

林敏[リンミン]
1938年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業、東京都立大学大学院博士課程修了。現在、横浜市立大学非常勤講師。訳書『魯迅全集』第1巻(共訳、学習研究社)、『傷寒論十四講』(共訳、東洋学術出版社)、『黄帝内経太素仁和寺本』(東京都立中央図書館朗読原稿)、ほか
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