目次
プロローグ 近代と呼ばれる特殊な風景
1 ヨーロッパ近代文明の終焉(近代普遍主義の崩壊と現代世界―ルカーチ『歴史と階級意識』刊行70周年、『美学』刊行30周年を記念して;ヨーロッパ文明再考;ハーバマスのコミュニケイション行為論批判―近代の原ロゴス批判に向けて)
2 社会哲学の展開(F.W.ズナニェツキの西洋文明批評―『西洋文明の没落―文化哲学と社会学の境界領域についての素描』をめぐって;ポーランド哲学とルカーチ;ポーランド社会学の展開;東欧社会と思想の現在)
3 東欧革命のアンプリカシオン(ポーランド「連帯」の文化社会的背景;宗教的エートスと東欧革命―二つのヨーロッパの背後にあるもの;資本主義革命のカオス)
エピローグ 現存社会主義の崩壊と人間諸科学、あらゆる思想の危機