内容説明
1995年4月7日。韓国から一通のエアメイルが届けられた。「清水」「死亡」というふた文字が目に飛びこんだ。わたしの胸に悪夢が甦ってきた。時は60年前に遡る。敗戦の年の8月6日・広島。清水仁三郎とわたしは米軍の投下した原子爆弾の直撃をうけた。そして…。
目次
プロローグ(わが友・清水仁三郎;ワンゴルの里)
1 再会(初めての陜川;生きていた“恐怖” ほか)
2 遅れた修学旅行(前夜;修学旅行 ほか)
3 広島は遠かった(八月五日;その日… ほか)
4 陜川の日々(故郷;アンビヴァレンス ほか)
著者等紹介
織井青吾[オリイセイゴ]
1931年ヒロシマに生まれる。東京都国立市在住。ノンフィクション作家
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