出版社内容情報
「在宅医療」は一体どんなものなのか?実際自分の家族で「在宅医療」を経験したとしても、
「在宅療養支援診療所の現場で多種多様な患者のそれぞれの人生の一コマ一コマに関わって
いくような医師の日常業務の中での思い」を共有することは困難であろう。
本号では、産官学協働チームでこの両者に掛橋をつなげようと試みる。
【主要目次】
■座談会/何故、今、在宅医療なのか?
(佐方信夫/英 裕雄/松尾英男/網屋修博/高瀬義昌)
■在宅医療―その時代背景
・西暦二〇〇〇年の時代背景と介護保険と在宅医療のグランドデザイン (三浦公嗣)
・メンタルヘルスと在宅医療 (福西勇夫)
・在宅医療を支える施策―現状の視点から (佐方信夫)
■在宅医療のミッション
・在宅医療が示す医療のパラダイムシフト
―従来のかかりつけ医療からの変容 (英 裕雄)
■在宅医療のビジョン
・総合内科医からみる在宅医療 (松尾英男)
・二十一世紀の在宅リハビリとは? (飯島 治)
・精神科の在宅医療 (市来真彦)
・在宅緩和ケア―その現状とビジョン (鈴木 央)
・認知症ケアと在宅医療の役割 (楢林洋介)
・高齢者施設に対するアプローチ
―医療の少ない施設、多い施設 (苛原 実)
■在宅医療の実際
・ICTをフル活用した在宅療養支援診療所と訪問看護ステーションの実践例 (中野一司)
・整形外科・リハビリテーションの在宅医療―寝たきり防止のために (腰塚 裕)
・精神科在宅医療の実際―課題と運用 (片山成仁)
・在宅緩和ケア―その安心と信頼を得るために (梅田耕明)
・認知症治療とケア (高瀬義昌)
・在宅医療と高齢者施設 (太田秀樹)
・緊急医療に対するアプローチ
―在宅療養中における救急の特徴と、その対応について (泰川恵吾)
■在宅医療のゴール
・未来を見据えての施策―地域生活ケアの実現のために (香取照幸)
・『地域医療の品格と在宅医療』誇り高き医術の世界としての「在宅医療」
―患者本位のチーム医療から地域医療連携そして多職種協働 (片山 壽)
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