出版社内容情報
人は、なぜそのように行動するのか?解答のひとつは意味(ミーニング)である。
人は意味に生きる。そして、その意味形成に深く関わるのが「言語」である。
本号では、人間行動と言語の関係を扱う語用論(プラグマティックス)について多分野
の専門家とともに、その本格的な展開を願って企画した。
【目次】
・臨床の語用論とは? (長谷川啓三)
■ナラティヴと語用論
・ナラティヴとプラグマティックス (長谷川啓三)
・「表情」と「言語」の相互拘束のメカニズムについて (生田倫子)
・服薬指導とは何か? 薬も含めて語用論である! (奥野雅子)
・敬語とコンビニとカウンセリング
― 助詞・助動詞という「心の声」をめぐって (花田里欧子)
・えーと、あのー - 間投詞の臨床語用論 (石井佳世)
■コミュニケーション論
・化粧と衣服の語用論 ― 自己を演出する方法 (大坊郁夫)
・静止画が「動き」出す原理 (北岡明佳)
・「物語」から「サウンド」へ ― ポピュラー音楽における聴取の変化 (ヲノサトル)
・ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム論」は、孤独を解いてくれる (梅香 彰)
・関東・関西・中京の方言に見る「お笑い」の違い (相羽秋夫)
・希いの森 ― ゴスロリファッションに見る現代日本女性の下着観 (小野原教子)
・河内音頭における言葉の力 ― なぜ踊り出すのか? (朝倉喬司)
・音声学を越えて ― 音法論の構築をめざして (城生佰太郎)
■構成主義
・ハインツ・フォン・フォルスター
―科学者、哲学者、そして第一人者、セラピーへの意義 (B・アンガーディアス)
・「真理」の構成的側面 (野家啓一)
・リフレクティング・チーム・アプローチの構成主義
― 新しい「現実」の「進化」 (三澤文紀)
■システム論の現在
・コミュニケーションにおける意味創出のダイナミックス (清水 博)
・「ミニ地球実験」から見えてくること (森山 茂)
・オートポイエーシス理論とは何か ―システム療法の視点から (十島雍蔵)
・家族の境界とは何か ― 情報回帰の速度 (若島孔文/松井博史)
■ユーモアの語用論
・太陽の塔は弥生文化の中に育てた縄文
―岡本太郎の巨大なユーモア (長谷川啓三)
・『万葉集』『古今集』に見る笑い (織田正吉)



