出版社内容情報
昔地域では文化・人・コミュニケーションを育ててくれた。しかし徐々にそのような
相互交流のあるコミュニティが崩壊した。21世紀に必要なのは、みんなが信頼できる
人間関係といろいろなひとがコミュニケーションできる地域である。そのような時代に
まさに必要なものがインタージェネレーション・プログラムである。
【目次】
・プロローグ/インタージェネレーションの必要性 (草野 篤子)
・座談会/ソーシャルサポートネットワークを創造するインタージェネレーションの展開
(草野 篤子/藤本 裕子/杉 啓以子/秋山 博介)
■インタージェネレーションの基本
・インタージェネレーションの歴史 (草野 篤子)
・インタージェネレーションの基本 (小笹 奬)
・世代間プログラム―「どの程度深く関与するか」の問題 (M・カプラン)
・プログラムによる世代間交流の促進 (N・ヘンケン)
・インタージェネレーションの現状と課題 (間野 百子)
■インタージェネレーションの応用
・子どもと高齢者の交流‐笑う、そんな、あたりまえのことに生きる喜びを感じる (杉 啓以子)
・スウェーデン・ストックホルムの義務教育における「おじいちゃんプロジェクト(granddad project)
(A・K・ボストロム)
・障害者とのプログラム (秋山 博介)
・障害をもつ高齢者と子どもの交流プログラム
―作業療法士からみた世代間交流プログラム (新田 淳子)
・異文化コミュニケーションとカウンセリング (秋山 俊夫)
■海外の事例
・ハワイのインタージェネレーション (M・メンデルソン)
・アメリカのインタージェネレーション (S・ニューマン)
・イギリスの世代間交流―変動する家族と祖父母関係を中心に (栗山 直子)
・歴史の癒しのインタージェネレーションプログラム
―ホロコーストに関するハンブルグ市(ドイツ共和国)の事例 (大迫 俊夫/カーシュ幹子)
■理論と方法
・出会い ふれあい 学びあい おつきあいの理論 (北澤 勝親)
・新しい科学としての世代間交流 (筒井 健雄)
・ライフコースの世代的活用 (湯沢 雍彦)
・インタージェネレーションと臨床社会学 (秋山 博介)
・総合学習とインタージェネレーション (小笹 奬)
・外国語教育とインタージェネレーション (大島 眞)
・湿地帯からの教訓 (E・ラーキン)
・伝承から学び、創造する―インタージェネレーションのグループ活動 (栗山 昭子/松藤 聖一)
・インタージェネレーションプログラムのアセスメント、エバリュエーション (A・テイラー)
・インタージェネレーションのコーディネーション (池田 祥子)
・ボランティアとボランタリズム (秋山博介)
・エビローグ/インタージェネレーションからマルチジェネレーションへの可能性 (秋山 博介)
■特別寄稿/マンガにみる日本の家族 (橋本明子/J・W・トラペーガン)