出版社内容情報
1970年代から急増しているリストカットの若者。その治療は困難で正面から取り組んできた
臨床医は多くない。しかしこの間、ボーダーラインの治療経験からリストカットの扱い方に
ある方向性が見えてきたのも事実である。
本号はさまざまな臨床場面で起こるリストカットを取り上げ、その対策について論じている。
【目次】
・インタビュー「リストカットの理解と扱い方」 (牛島 定信)
■自傷の医療現場
・精神科外来 (川谷 大治)
・精神科入院 (松田 文雄)
・他科との関連において(諸江 健二)
■さまざまな病態と自傷
・虐待と自傷 (三根 裕子)
・境界例と自傷 (市田 勝/木村 宏之)
・摂食障害と自傷 (舘 哲朗)
・解離性障害と自傷 (細澤 仁)
■自傷の治療
・精神科マネージメント (川谷 大治)
・手首自傷(Wrist cutting)の精神分析的心理療法 (佐野 直哉)
・A―Tスプリット (妙木 浩之)
・弁証法的行動療法 (大野 裕)
・自傷患者への集団精神療法 (宮田 雄吾)
■地域医療・学校保健・その他
・自傷と地域医療 (松本 康宏/水俣 健一)
・自傷する人たち (安岡 譽)
・養護教諭の対応 (井口 葉子)
・スクールカウンセリング (浦田 英範)
-
- 和書
- モーロワ対話集