現代のエスプリ<br> 抵抗体としての家族 - 主体的な家族を志向する人々のために

現代のエスプリ
抵抗体としての家族 - 主体的な家族を志向する人々のために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784354429
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C9436

出版社内容情報

家族は理念的には社会変動に対して抵抗しつつ対応する主体的存在である。
しかし、現実の家族は、過剰適応や不適応によって家族問題と隣り合わせにある。
本号は山根家族論における「抵抗体としての家族」概念に依拠して、家族が主体的
存在として機能するための見取り図やその展開の可能性を目的として企画された。

【目次】
・プロローグ/家族の主体性を回復させるために (畠中宗一)

・座談会/抵抗体としての家族 (細江容子/大谷貴美子/野澤正子/畠中宗一)

■「抵抗体としての家族」:山根家族論をめぐって
・「家族の定義」をめぐって (毛 新華)
・「家族の制度的意味」をめぐって (橋本有理子)
・家族と人格発達の弁証法 (木村直子)
・「結婚とはなにか」をめぐって (冬木春子)
・「家族の哲学」をめぐって (山口倫子)
・家族の現状と未来 (杉本佳律)
・「抵抗体としての家族」をめぐって (畠中宗一)

■「抵抗体としての家族」:その可能性と展開
・「抵抗体としての家族」―ジンメルの家族論との関連 (細江容子)
・「家族の抵抗機能」の水準を高めるための家族支援 (畠中宗一)
・食事学からみた家族―幼少期の食の意味 (大谷貴美子)
・子どもにとっての家族の条件―母性機能と父性機能 (野澤正子)
・近代社会における「快適さ」の実現―生活水準と主婦の労働 (服部良子)
・チャイルドケアにおけるパートナーシップの実現 (埋橋玲子)
・環境問題の視点から (大久保克子)
・親の会の視点から (足立佳美)
・看護学の視点から (友田尋子)
・母子保健の視点から (早川 淳)