出版社内容情報
女性の社会進出が進む中で、性別役割分業を越え、女性も男性も等しく、
「仕事と家庭の両立」を目指す時期が到来した。
「仕事も家庭も大切にしたい」と考える若いカップルが子育てをしていく中で、
求められる支援は何か。さらには、老親の介護を抱える場合は何が課題となるのか。
「仕事・職場」の視点と、「地域」の視点、その両面から課題を持ちより、解決策を考える。
【目次】
・座談会/働く女性と子育て・介護(福島瑞穂/大日向雅美/佐藤博樹/杉山千佳)
■職場・仕事から考える両立支援
・日本のワークシェアリングの可能性―アメリカから何を学ぶか(藤本哲史)
・企業における女性の活躍推進と両立支援(田中恭代)
・労働組合の役割(林 誠子)
・行政の現場における両立支援策(新井洋之)
・両立へのアプローチ―少子化対策をこえて(萩原久美子)
・日本のパート労働者(大沢真知子)
・働く女性の健康管理(荒木葉子)
■地域での家庭支援
・アジアの共働き社会における子育てを支えるもの―中国・タイ・シンガポールの場合(落合恵美子)
・家庭と共に歩む保育園(木村昭仁)
・学童保育の今(人をつなぐ青少年健全育成研究会)
・働く母親のための子育て支援(杉山千佳)
・働く母親・働きたい母親の心のうち(有北いくこ)
・両立を支える夫の役割とは?(山田 亮)
・子どもの健康面をどう支援するか(宮田章子)
・思春期にさしかかった子どもとどう向き合うか(菅原ますみ)
・「離婚」と女性の就労・こどもの養育(渡辺和恵)
■まとめ
・働く女性と税制・社会保障(大沢真理)
・少子・高齢社会での人生のリスク管理(椋野美智子)