出版社内容情報
操作的診断より裾野が拡がった「ADHD」は、
さまざまな病態の一表現として注目されるとと
もに、躾や教育といった曖昧な「病理」を脳の
問題に一本化し、医療と教育を連携する役割を
も担おうとしている。これまで手つかずにいた
成人の事例や「リタラー」増殖という副次的文
化についても触れたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Z
4
この雑誌は興味深く読んでいるが、この巻は少し質が低かったかな。一応、薬があるのだが、逆にそのせいか、薬の投与すべきいなかの話が多く、病の人の内部に入り込むといった感じではなかった。ただ小学校で、教室運営の都合上、問題になり、学校と医師の協力の必要性が説かれたり、もしADHDであることで学校で居場所ができず、親からも疎まれた場合、非行や宗教などに走る傾向の指摘などは読ませたが、一つ一つの論文が短く、もう少し突っ込んでほしかった 2023/05/15
kozawa
1
現代のエスプリ2002/1号。臨床に関係する人たちの当時の認識が素直に出ているかな…2012/08/05