出版社内容情報
空想・伝説上の神秘的な霊獣である龍。その雄大で霊妙なイメージは、古来、日本の多くの
芸術家たちに愛され、数々の美術品が今日まで伝えられている。等伯、応挙、蕭白、探幽ら
近世の大家による優品をはじめ、仏教美術や建造物など、古代から近代にいたるまで日本美術
に表された龍の数々を掲出。さらに古代中国の龍やインドのナーガにイメージの源泉をもとめ、
東洋諸国の文化において龍がどのように伝播、混交しつつ形成されてきたかを考察する。
附論「ドラゴン」では古代オリエントやヨーロッパにおけるドラゴンのイメージをたどり、
あわせてユーラシア全体での龍を俯瞰する。
【主要目次】
■はじめに
■龍とは何か
■日本における龍
■中国における龍
■朝鮮における龍
■インドの龍
■東南アジア諸国における龍
■中央アジアにおける龍
■おわりに
・図版目録
・参考文献
■附論 ドラゴン



