連語論と統語論

連語論と統語論

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784302628
  • NDC分類 815.1
  • Cコード C3081

内容説明

奥田靖雄の連語論とクリモフの内容類型学―活格構造論に深く共鳴し、みちびかれながら研究活動を続ける著者の送る一冊。標準語の文法事実だけでなく、方言に現れる文法現象にも常に注意をむけ、日本語の文法構造の多様さをとらえようとする。日本語の未開拓の研究分野に果敢に挑み、まだこういう研究領域があると、これからの日本語研究者に元気を送る一冊。

目次

単語・連語・慣用句
連語論のかんがえかた
に格の名詞と形容詞とのくみあわせ―連語の記述とその周辺
連語の記述をめぐって―奥田靖雄「を格の名詞と動詞とのくみあわせ」にまなぶ
なづけの単位としての連語
「連語」概念の発達
連語のくみたてにくわわる名詞―名詞のハダカ格・ガ格のあつかいをめぐって
琉球方言の主格表現の問題点―岩倉市郎『喜界島方言集』の価値
「能格」現象と日本語―琉球方言のばあい
「行為動詞」おぼえがき―三上章説の点検
「現象文」のこと
琉球方言と中国語―クミタテのつきあわせから
ヴォイスをどうとらえるか
品詞と文の部分
変形をめぐって

著者等紹介

松本泰丈[マツモトヒロタケ]
1941年うまれ、埼玉県秩父出身。1959~1970年東京大学教養学部・文学部・大学院人文科学研究科修士課程・博士課程に在籍。1969~2006年学習院女子短期大学、千葉大学、山梨大学に勤務。2006年3月千葉大学文学部を停年退職。専攻:日本語文法(現代語・方言)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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