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出版社内容情報
● 第1章
何が描かれたのか、これを知らずには他を語れないので美人画・役者絵・花鳥画等々、入門として歴史を述べた。
しかし、節々間には(2章以降も含め)浮世絵研究には今後決して欠かせないであろう重要な論文を織り込んでおり
注目に値する。
● 第2章
どうして、かくなる絵が生まれ展開したか。その源泉を解く。
● 第3章
一枚の絵から、我々は如何なることまで解かればいいのか。浮世絵の形式や刷り方などを解説。
● 第4章
当時、どのような段取りで製作し、販売していたかを解いた。この章には、現在も営々と木版画工房を続ける
“安達氏”にも登場願い、技術の何たるかを語っていただいた。版画のよしあしを見極めるためにも、極めて重要な
対談である。
● 第5章
浮世絵師の全作者を辞典として掲載。巻末には人名索引のみならず、別号索引も付し、本名以外からでもひきだせるようにしている。
【編集部より】
結果として、やや難しくマニアックになったとの評もいただいているが、浮世絵を知るためには、ここまで知って
ほしいし、切り口も今までにはなかった本になったと自負している。
【著者紹介】
小林 忠(こばやし ただし)
東京大学大学院修士過程修了。東京国立博物館(絵画室・情報調査研究室長)、名古屋大学
助教授を経て、現在学習院大学教授、千葉県立博物館館長。
大久保 純一(おおくぼ じゅいち)
東京大学大学院博士過程中退。名古屋大学文学部助手、東京国立博物館研究員を経て、現在跡見女子大学教授。
森山 悦乃(もりやま えつの)
学習院大学文学部哲学科卒業。リッカ-美術館(現・平木浮世絵美術館)勤務。
藤原 紫(ふじわら むらさき)
学習院大学大学院博士過程卒業。杉野女子短期大学講師。東洋大学講師。
目次
1 主題を知るための基礎知識
2 生活・風俗を知るための基礎知識
3 形式を知るための基礎知識
4 製作・流通を知るための基礎知識
5 絵師を知るための基礎知識