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目次
序章 描かれた山鉾巡行
第1章 記録される祇園祭と山鉾巡行
第2章 山鉾を彩る―飾金具の競演
第3章 山鉾を彩る―懸装品の美
第4章 神格化される祇園祭の山鉾
第5章 近代化と祇園祭の山鉾
終章 そして新しい時代へ
論考(祇園祭山鉾の金工;祇園祭・染織幕と懸装―話題の幕を中心に;祇園祭の山鉾と信仰)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
6
祇園祭の山鉾はそれぞれの町衆の自慢する場。装飾品や道具類は各山鉾の拠点ごとに展示されるが、じっくり見ることはなかった。この本では写真がそれらを間近に見せてくれる。保昌山を飾る円山応挙下絵の懸装品は見事で、重要有形民俗文化財だ。夜店と巡行ばかり目立つ祭だが、これらの美術品は他の祭りにない見どころ。各鉾には鉾頭に飾りがついているが、それは当然近くで見られない。この本で初めて菊水鉾の鉾頭を見た。前祭は昨日行われたが、後祭の巡行は来週。山鉾は少ないが、夜店がない分、マニアには人気だ。2024/07/18