内容説明
解体新書の訳者として知られる江戸時代の蘭学者・前野良沢の評伝。これまで『解体新書』刊行を中心に論じられてきた良沢の生涯を、彼の著訳書や周辺資料から再検討し、最後まで知的好奇心を失わず人生を真実の探求に捧げたことを明らかにして、新たな良沢像を構築する。
目次
第1章 徳川吉宗と青木昆陽
第2章 前野良沢―出生から長崎遊学まで
第3章 『解体新書』
第4章 安永・天明時代の良沢
第5章 ロシア研究の時代と良沢
第6章 良沢の晩年
第7章 没後の評価
著者等紹介
鳥井裕美子[トリイユミコ]
神奈川県鎌倉市生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得満期退学。オランダ・ライデン大学講師、九州大学講師を経て、大分大学教育福祉科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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