内容説明
「利休の孫」として知られる元伯宗旦―その生涯は病気がちで不分明な部分が多く、残された史料からは全体的な姿を解明することは難しい。徳川幕藩体制が確立し、大名茶全盛を迎えた時代に、誰に仕えることなく自身の茶の湯を追究し続けた宗旦の姿を、多数の史料を丁寧に読み解くことで複眼的に究明する。
目次
第1章 元伯宗旦研究序説
第2章 宗旦の生涯をめぐる諸問題
第3章 茶の湯者宗旦形成にかかわる要因
第4章 宗旦の茶の諸相
第5章 宗旦の侘び茶
第6章 宗旦の後継者たち
著者等紹介
中村静子[ナカムラシズコ]
東京都世田谷区に生まれる。2012年宝塚造形芸術大学(現・宝塚大学)大学院博士課程修了。芸術学博士、裏千家正教授。専攻は伝統芸術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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