目次
第1章 中華民国臨時約法の制定と日本人法学者
第2章 中華民国臨時約法公布後の中国政治と日本人
第3章 中華民国約法期の袁世凱政権と日本人
第4章 中国の帝制復活をめぐる日本の政策と世論
第5章 中国の参戦問題と日本の世論
第6章 南北問題をめぐる日本の政策と中国の新聞報道
第7章 中国の南北問題をめぐる日本のジャーナリズムと学者たち
著者等紹介
曽田三郎[ソダサブロウ]
1948年島根県生。広島大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。広島大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rubeluso
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筆者はまず第一章で中華民国臨時約法に対する宋教仁の影響という通説的見解に批判を加える。その上で、1910年代の中国大陸における南北対立の根本的原因として臨時約法そのものに起因する構造的な問題を指摘し、合わせて当時の日本人の影響や反応として新聞の論説や論文も紹介している。その見解は非常に示唆に富むものであり、これからの研究の途を開いていくものであると思われる。 しかし、本書において同時代の日本人の反応を合わせて論述したことの意味が私には読み取ることができなかった。2013/09/18
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