内容説明
十九世紀末葉の異国趣味から、対象それ自体ではなく、その周りに残された空間のほうが内容となるようなたぐいの造形言語にいたるまでには、日本の芸術と文化の選別的受容という、入り組んではいるが、結局は定まった一本の道があった。この道を具体例に即して描くことがこの書物の目指すところである。
目次
第1章 日本=像と「ジャポニスム」―その歴史と研究の現状(「ジャポニスム」研究;新たな発見 ほか)
第2章 日本=像と日本から送られたイメージ(想像の日本;日本の写真に反映された西洋の日本を見る眼差し)
第3章 一八九〇年から一九〇八年までのドイツ語圏における日本の芸術と美学の受容(歴史主義と英国趣味のなかの「日本」;ユーゲントシュティール ほか)
第4章 表現と構想―第一次世界大戦前後における東アジアのグラフィック作品との取り組み(オスカー・ココシュカ;ヴァルター・オーファイ ほか)
第5章 バウハウスにおける日本的美学の受容(ヨハネス・イッテン―造形理論と墨絵;二十世紀初頭の西洋建築における日本の建築術の要素 ほか)
著者等紹介
デランク,クラウディア[デランク,クラウディア][Delank,Claudia]
1952年。テュービンゲン大学とケルン大学で、英文学と日本学、美術史を専攻後、ケンブリッジ大学キングス・カレッジに留学、1981年哲学博士号取得。1982‐85年東北大学客員教授(ドイツ後)、1986‐95年ケルン大学美術史研究所アジア部門非常勤講師、1995年よりボン大学アジア美術史ゼミナール非常勤講師(日本美術史)、1987‐90年リンセン画廊、カルステン・グレーフェ画廊に勤務の後、1996年ブレーメンに東アジア現代美術専門画廊を開廊、2000年画廊をケルンに移転し、現在に至る。日本美術および19‐20世紀における西洋美術と日本美術の相互関係についての講演・論文多数
水藤龍彦[スイトウタツヒコ]
1952年生。京都大学大学院文学研究科修士課程修了(ドイツ文学)。1979年追手門学院大学文学部助手、1992年ミュンヘン大学客員研究員を経て、1997年追手門学院大学文学部教授、現在に至る
池田祐子[イケダユウコ]
1965年生。大阪大学大学院文学研究科博士課程後期修了(ドイツ近代美術・デザイン史)。現在、京都国立近代美術館主任研究官
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