内容説明
「医談」は、富士川游(一八六五~一九四〇)が中心となって始めた奨進医会(日本医史学会の前身)の機関誌であったが、明治二十六年六月に創刊され、同四十一年十一月の百十五号をもって廃刊となった。本書は、その「医談」全体の中から主要な記事を抜粋して、現代文にリライトし、項目別に分類して、読みやすく纏めた本である。
目次
第1部 明治時代の話(変わりゆく医学;新しい病院・医師;伝染病 ほか)
第2部 医学史関連の話(東京大学医学部の歴史;維新前後の解剖教育;日本の生理学教育 ほか)
第3部 江戸時代の話(万延元年のアメリカ渡航;徳川家康臨終考;カピタン一行との対話記録 ほか)
著者等紹介
前田久美江[マエダクミエ]
1936年生まれ。倉吉東高等学校、大阪大学看護学校(現、大阪大学医学部保健学科)、慶応義塾大学文学部卒業。長年にわたって『ブリタニカ国際大百科事典』の医学担当者などを勤める。元日本医史学会会員
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