出版社内容情報
内容紹介
中世後期から近世への移行期は日本史上の社会的転換期とされ、中世寺社勢力が後退し戦国期宗教が台頭する時期でもあった。この時期に政治的・経済的に大きな力を持った石清水八幡宮と本願寺教団を主な対象とし、両者の比較も行いつつ、従来、寺領・社領を中心に論じられてきた寺社と経済をめぐる問題に商業史・交通史・都市史の視角から迫り、中世後期の社会経済の変革の実態を具体的に描き出す。
目次
第1編 宗教・商業・交通(石清水神人と商業;石清水神人と交通;本願寺教団の交通網 ほか)
第2編 本願寺・寺内町・一向一揆(寺内町の開発と構成原理;本願寺宗主の領主権;寺内町と一向一揆 ほか)
第3編 都市・交通・地域(都市社会史論―認識と方法;交通実態論―「庭」の問題;関所試論―戦国期の新関 ほか)
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- 民事手続の実践と理論