出版社内容情報
《内容》 古代より人類を苦しめてきた痘瘡(天然痘)は、1796年ジェンナーの牛痘種痘法を経て、1980年WHOによりその根絶が宣言された。膨大な史料からその歴史を描き出す。 《目次》 第1章 痘瘡の呼称の変遷第2章 痘瘡の起源と伝来第3章 痘瘡の流行第4章 痘瘡の犠牲者第5章 痘瘡の医学第6章 種痘第7章 疱瘡にかかわる民俗第8章 文芸作品に見る痘瘡第9章 種痘の根絶第10章 人類は再び痘瘡に襲われることはないか
内容説明
WHOが地球上から痘瘡を絶滅させるという人類はじまって以来の快挙を成し遂げてから、すでに20年近くが経過した。それだけにいまのうちに、「日本人の痘瘡に関する病歴」について記録しておかなければならないのではないか。本書は、痘瘡に関する各分野の多数の文献、史料の記述のなかから、必要かつ重要と思われるものを抜粋、集計したものであり、日本人と痘瘡との「戦いの病歴」あるいは「共存の歴史」である。
目次
第1章 痘瘡の称呼の変遷
第2章 痘瘡の起源と伝来
第3章 痘瘡の流行
第4章 痘瘡の犠牲者
第5章 痘瘡の医学
第6章 種痘
第7章 痘瘡にかかわる民俗
第8章 文芸作品にみる痘瘡
第9章 痘瘡の根絶
第10章 人類は再び痘瘡に襲われることはないか