感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
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仁斎が使用していた号の成立、仁斎が中年に至るまでの人生の概観や家族・親族について、上層町衆であった仁斎の日常生活や周囲とのかかわり方、あともちろん思想の成立と展開についてなど、読み終わってみると結構テーマは盛りだくさんだった気がする。その時代・場における仁斎という人物がおぼろに見えてきたように思う。思想については基本的に朱子のそれとの比較が中心。作者の論を読んでいると仁斎の思想形成はかなり力技なのではないかという印象を受けてしまったのだけれど、何せ基礎知識がないので実際のところは判らない。2015/04/17
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- 和書
- 地域からの社会科の探究