感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
1
あまりにマニアックすぎて編集者にすら躊躇されたという逸話のあるこちら。ロジカルな考え方に則って作品作りをするレイモンド・ブリッグズが、汚い単語をすべて一つにまとめ上げて作り上げた人格。汚いのオンパレードだが読むとボギー国は静けさと平和に満ち満ちている。あまりに細かすぎて、私もやや流し読み気味で読んじゃった!でもよく読むと、あらゆる場所にユーモアが詰め込まれている。生きる意味・目的を考え込むファンガスくん。このファンガスくんの反動で、文字も少なく純粋な世界の『ゆきだるま』を作ったというエピソードも面白い。2021/09/09
きたくり
0
地底に住むボギーという生き物のお話。ボギーの生態や風習や嗜好 等々が小さい文字びっしりで説明されている(文字も絵の一部のように綺麗な手描き)。人間界の価値観とは正反対だったりしてそれがかなり面白くて笑ってしまった。ボギーたちの世界では人間たちは“美人種族”と呼ばれているそうです。訳者による「あとがきにかえて」もスバラシイ~。2016/04/01
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