内容説明
信州・蓼科に山荘を構えて半世紀のドイツ文学者が、別荘開発の歩みを経糸に、そこに集う人々の縁を緯糸にして織り成す珠玉の人国記。
目次
第1章 信濃の国 蓼科の里(なれそめの信州、なれそめの蓼科;蓼科今昔ものがたり ほか)
第2章 夢のような歳月(詩人のみちびき;蓼科山縁起 ほか)
第3章 折ふしの稿の足あと(蓼科の楽しみ;夏の追憶―佐田啓二のこと ほか)
第4章 里山に住みなれて(文人たちの章;山の巨人たち)
第5章 地のきずな・人の輪の連帯(地方の学芸伝統・風土の親和力;清陵の精神の系譜 ほか)
著者等紹介
山下肇[ヤマシタハジメ]
1920年東京生まれ。東京大学独文科卒。東京大学教授を長く務め、教養学部長などを歴任。定年で名誉教授。関西大学教授、「わだつみ会」顧問、大学生協東京事業連合理事長も務めた。ドイツ文学者・文筆職。1955年『大学の青春・駒場』(光文社カッパブックス)で広い読者層に注目され、同年以降、蓼科に山荘を構え地元住民と交流している
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