戦国時代は何を残したか―民衆の平和・神仏への思い・自然開発

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戦国時代は何を残したか―民衆の平和・神仏への思い・自然開発

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784784073665
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0021

内容説明

日本の歴史のターニングポイントであった戦国時代が今を生きる我々に残したものは何か。歴史学者が問いかける現代の課題とは。今こそ、華々しさが優先する“戦国時代観”を変えるときが来ている。

目次

第1章 モノとしての民衆(川中島合戦に見る戦争の実態;戦乱が生み出す奴隷たち;どのように人を売り買いしたのか;人身売買の否定)
第2章 戦乱からどう身を守るか(山に逃げ込む;自ら戦う民衆;寺に逃げ込む;法と裁判の整備)
第3章 神仏との深い結び付き(戦いの場での神仏;誓いの場;民衆とともにあった神仏)
第4章 自然への畏怖の変化(襲い来る自然;食料難と人々の知恵;開発の時代)
終章 現代に続く戦国時代の課題

著者等紹介

笹本正治[ササモトショウジ]
1951年山梨県出身。77年名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了。同大文学部助手を経て、84年信州大学人文学部助教授、94年同大教授。2009~14年同大副学長。16年~長野県立歴史館館長。専門は16世紀を中心とする日本史学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tamami

49
著者は、県立歴史館の特別館長を務める歴史学者。専門は戦国時代。戦国時代と言えば、信玄や謙信の川中島合戦に象徴される各地の武将の活躍が取り上げられることが多い。本書は、各地に残された古文書や遺跡等の史料を通して、当時の戦の実態に迫る。略奪や人狩り、人身売買や一揆が横行する中での民衆の対抗策、また神仏との関わり等々、甲信越を中心に様々な事例が語られる。戦いに明け暮れた戦国時代であるが、現代の戦争に比べれば甚だ牧歌的であったという。派手な戦物語の裏にある現実を見る目を養うのも、歴史を学ぶ大きな目的の一つだろう。2022/06/30

イツシノコヲリ(丹波國)

5
信濃の中世・近世を専門とする著者が今までの著作をまとめたものだと感じた。戦国時代の負の側面を強調する。中世の気候や都市としての吉田が興味深かった。2023/04/02

Go Extreme

2
モノとしての民衆:川中島合戦に見る戦争の実態 戦乱が生み出す奴隷たち 略奪の横行 敵に嫁いだ女性たち どのように人を売り買いしたのか 人身売買の否定 秀吉の禁止令 戦乱からどう身を守るか:山に逃げ込む 自ら戦う民衆 一機と虐殺 一揆の末路 寺に逃げ込む アジールとしての寺  法と裁判の整備 喧嘩両成敗 神仏との深い結びつき:戦いの場での神仏 誓いの場 民衆とともにあった神仏 人の一生と神仏 自然への畏怖の変化:襲い来る自然 食糧難と人々の知恵 凶作が招く飢饉 開発の時代 現代に続く戦国時代の課題2021/02/24

doublebeko

1
新田次郎の小説「武田信玄」を読み、戦国時代研究を続ける専門家である著者の書を手に取る。というのは、小説で書かれたような殺戮、人身売買が戦国時代には行われていたかと思ったため。著者によると、確実に行われていたよう。今でいう「安心安全」が保障されず、不確実で危険に満ちた世界だったようだ。天候も不順で飢饉も繰り返し起こり、食料を確保し生きるためにも、豊かな土地や食べ物を獲得するのに戦いが続いたという。人々は狭い集落に神仏を頼んで生き、境界に神社や道祖神をおき、外界から忌まわしいものが入らないよう生きた2021/08/26

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