内容説明
ふるさと飯山に落ち着いた人形たちが見る人にそっと寄り添う…。弾ける笑顔、こぼれる涙、つながる時間、引き寄せる縁…。待望の人形フォト&エッセー集第2弾。人形館がオープンして6年。人形をめぐる28の物語。
目次
1章 春(春告鳥の鳴く頃;蛙の目借り時 ほか)
2章 夏(蛍舞う山里で―小物探し;小さな村の温かい祭り ほか)
3章 秋(虫時雨―四世代家族;同級会 ほか)
4章 冬(凍星―信濃百年2;冬の月―ソチオリンピックで ほか)
著者等紹介
高橋まゆみ[タカハシマユミ]
1956年長野市生まれ。日本創作人形学院通信教育にて人形創りの基礎を学ぶ。1998年ユザワヤ創作大賞部門での大賞受賞を皮切りに、新世紀人形展、日本工芸美術展等で各賞受賞。2001年初の作品集『まなざし』を共同出版。2003年から、「故郷からのおくりもの」実行委員会プロデュースによる人形展を展開。2010年春までに全国90カ所以上で開催し各地で好評を博す。2004年第9回信毎選賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいきち
0
すばらしい! リアル! 方言でおしゃべりする声が聞こえてきそう! おじいちゃん、おばあちゃんなど土着の人たちの生活がにじみ出ていて、彼らの歴史すら表現されている。目を見張りました。2016/10/05
さぎり
0
高橋まゆみさんの人形が好きで好きで、とうとうエッセイまで買ってしまった。作品から滲み出る優しさ、あたたかさそのままの文章。たった一人の入館日 で 作品に想いを重ねる人が多いという言葉を読んでハッとした。そう、高橋さんの人形が切り取る一コマはどれも自分の過ごした日々を思い出させる、寄り添う作品なんだ。だからこんなにも気持ちが揺さぶられる。 はあ、また人形に会いたくなってきた。 2018/09/13