内容説明
少年時代の昆虫採集、松本高校での生活、北アルプスへの登高、軽井沢での交流、昆虫愛好家との晩年のつきあい…永遠の昆虫少年北杜夫の原点へ。
目次
虫と共に
六脚虫の世界
昆虫と私
上高地に高山蝶を追って
高価な図鑑
赤トンボから鬼ヤンマ
霧と枯木とサルオガセ
私の昆虫記
信州へのあこがれ
ニューカレドニアの虫
秋の昆虫記―赤とんぼなぜ赤い
追憶ひっつふたつ
『山の昆虫たち』
思い出の『虫の世界』
にぎりめしと昆虫採集
虫の同好会
古本屋の思い出
『原色昆虫大図鑑』
むかしの博物館
一匹の珍種
『昆虫放談』
一人ぼっちの登高―穂高の思い出
アルプス追想
アルプス讃歌
小谷さんのこと
山について
虫とのかかわり
懐かしき上高地
妖精の蝶
梓川
蝶のおじさん
親切なゼゲン屋さんに大迷惑をかけた顛末―昔のコガネムシの思い出から始まって…
寂しがり屋
信州とドイツの森―小塩節『木々を渡る風』
世田谷と私
昆虫少年から文学青年へ
十日町の皆様へ
「虫や」のみなさまへ
著者等紹介
北杜夫[キタモリオ]
1927(昭和2)年5月、東京・青山生まれ。麻布中学校、旧制松本高等学校を経て東北大学医学部を卒業。1960年、世界を見て回った半年間の船医体験を書いた『どくとるマンボウ航海記』がベストセラーに。同年に小説『夜と霧の隅で』で第四十三回芥川賞を受賞。その後『楡家の人びと』(64年)で毎日出版文化賞、86年に『輝ける碧き空の下で』により日本文学大賞、99年に父である斎藤茂吉の評伝四部作で大佛次郎賞を受賞した。2011年10月24日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiro
つちのこ
映画館は大劇グランドミリオン
清吉
TAK