内容説明
失われたもの、形を変えたもの、変わらないもの…大正期~昭和初期の鉄道と観光をひもとく。迫力の鳥瞰図・絵図42点、眺めて楽しめる保存版。
目次
飯山鉄道沿戦案内
長野電鉄沿線温泉名所交通鳥瞰図
信州善光寺郊外渋温泉案内
信州善光寺及附近名所案内
信州戸隠名所
善光寺白馬電鉄予定路線図
松代附近名勝図会/信州松代観光案内
戸倉上山田温泉御案内
上田市及其附近名所図絵
別所温泉名所案内図〔ほか〕
著者等紹介
今尾恵介[イマオケイスケ]
地図研究家、1959年横浜市生まれ。中学生の頃から国土地理院の地形図や時刻表に親しむ。音楽出版社を経て1991年フリーとして独立し、イラストマップ作成や地図、鉄道関連の執筆を続けてきた。日本地図センター客員研究員、日本国際地図学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Tadashi_N
33
遊び心のある鳥瞰図は楽しい。善光寺と台湾とサハリンが同一画面にある!初三郎素晴らしい。2018/06/10
yoneyama
0
池田鉄道の存在を初めて知りました。それから、昭和9年の松本市地図を凝視して、いろんなことを知りました。遊郭、歩兵連隊、路面電車。鳥瞰絵図、今もバンバン書けば良いのに。上高地への梓川沿い、ダムに消えた往年の景勝地を想像しました。吉田初三郎、金子常光、堪能です。豊富な博識を持つ今尾氏の解説かと思えば、信毎出版の方の案内でした。県歌からの引用もあり、読ませました。絵の意味も謎もとけていきます。最後の、今は亡き天竜峡の縦全図は圧巻でした。2015/11/03