内容説明
日本酒は文化だ―。信州が醸した蔵元案内誕生。人と文化の集積地、銘柄にまつわるエピソード、受け継がれる伝統と新時代を開く蔵元の心意気。
目次
北信の酒蔵―長野・中野エリア(松尾―高橋助作酒造店(信濃町)
信濃盛―柄澤酒造店(長野市) ほか)
東信の酒蔵―佐久・上田エリア(御園竹―武重本家酒造(佐久市)
大吉野―大澤酒造(佐久市) ほか)
中信の酒蔵―松本・木曽・北安曇エリア(秀峰アルプス正宗―亀田屋酒造店(松本市)
大信州―大信州酒造(松本市) ほか)
南信の酒蔵―諏訪・伊那・飯田エリア(舞姫―舞姫酒造(諏訪市)
麗人―麗人酒造(諏訪市) ほか)
著者等紹介
川崎史郎[カワサキシロウ]
1950年長野市生まれ。フリーライターとして信州全域を取材執筆。独特の感性による文章を多彩な出版物に発表
小林敬一[コバヤシケイイチ]
1949年飯山市生まれ。85年フォトライブラリー「フォトストック長野」設立。フリーカメラマンとしても活躍し、写真展を多数開催。日本写真家協会会員、日本自然科学写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なかちゅう
9
この本を登録しようとして、あ、その前に「天然生活17’9月号」を登録しなきゃと気が付く。その中にあった「まちとしょテラソ」の記事にあった本。2008年刊行で情報としては少々古いが(わたしの好きな「おたまじゃくし」と「十六代九郎右衛門」がのってない~!)、97の酒蔵の特徴やその佇まいを紹介している。しかし、これですべての酒蔵を取り上げたわけではないというのにもびっくり。全ての酒蔵をまわるのは厳しいが、ぜひいくつかの酒蔵には行ってみたい。もちろん、飲酒オッケーなように泊りがけで(笑)2018/04/09
つちのこ
4
信濃毎日新聞社2008年5月刊。信州の酒蔵をほぼ網羅している。米どころで高い山に囲まれて水もいい、とくれば信州の酒が美味しいはず。歴史のある蔵も多く残っているので、酒蔵マニアの私としてはほおっておけないエリアである。この本を参考にして掲載された蔵のほとんどを訪ねたが、お気に入りはオバステ正宗を造る千曲市の長野銘醸さん。1689年創業の蔵ならではの重厚感と歴史を感じる雰囲気がたまらない。蔵のお嬢さんが杜氏を務める上田市の岡崎酒造さんも一見の価値あり。銘柄『亀齢』も美味しい酒です。2010/07/18
てくし
1
長野旅行中に立ち寄ったお店で見つけました。 長野県は酒蔵数日本第三位なんだとか 美山錦は突然変異種だったんだとか 豆知識も面白かったです。 お酒を作る人がまっすぐでないと 酒もまっすぐ醸せないと いう主旨の文章がとても心に残りました。 作り手の想いが感じられるお酒は やっぱり美味しい。2019/07/17