内容説明
私たちはいま、江戸前期貞享五年(一六八八)に、芭蕉が歩いた道筋を、できる限り忠実に自らの足にのみ頼って、全行程を歩きたいと願っている。名づけて「新更科紀行」という。
目次
1 芭蕉の『更科紀行』『更科姨捨月之辨』(原文)(更科紀行;更科姨捨月之辨)
2 芭蕉の句碑(『新更科紀行』筋の芭蕉句碑;芭蕉の書斎は道の上にあった;信州の芭蕉句碑から見えてくるもの)
3 新更科紀行(出立まで;中山道(木曽路)に沿って
善光寺街道に沿って
北国街道に沿って
ふたたび中山道(碓氷峠越え)に沿って)
著者等紹介
田中欣一[タナカキンイチ]
1929年生まれ。民俗・日本思想史家。多年、教職に就く。長野・松本・名古屋ほかの文化センター講師。「白馬小谷研究」主宰。惜命会(歩くことによって生き方を創造する)代表。道・峠・石仏・道元禅師・生と死・文学碑などの研究に従う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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