感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
18
11年前の本。中山間地域における牛の活用(4章、辻井弘忠先生)。乳用牛、肉用牛農家の役割。院生当時には、全く関心がなかったが、中山間マネジメントは多様なテーマを総合的に検討することが求められるので。牛にとって放牧とは、野外で自由に生活し、日光浴、運動十分で、健康的な環境下(48頁)。山地酪農とは、野シバを中心とした傾斜地放牧地で乳牛を周年昼夜放牧する持続型草地(57頁下段)。放牧家畜のいる草地風景が外来者のやすらぎを提供する(60頁下段)。いわゆる、吉田謙太郎先生らの農村アメニティが享受される。 2014/06/27