内容説明
「心の奥底にある本当の気持ちをわかってほしい。そして寄り添ってほしい。私が立ち上がることができるために」。多くの高校生を苦しみや絶望の淵から救い出してきた蔭山先生のカウンセリング・ドキュメント集。
目次
第1部 カウンセリング実践記録(カウンセリング実践記録―自由連想と夢分析による面接 情緒不安からの脱出;カウンセリング実践記録―家庭訪問による面接 不登校から登校へ;カウンセリング実践記録―考え方の変容を促す面接 自己否定感の克服)
第2部 心の闇を抱えてもがく思春期の子どもたち―カウンセリングの実践から見えてきたもの(子どもたちを苦しめるものの正体;思春期の特徴と自立を阻む壁;相談場面で子どもを励ます言葉)
終わりに 「子どもたちの目が輝くように」
著者等紹介
蔭山昌弘[カゲヤママサヒロ]
1947年静岡市生まれ。城内カウンセリング研究会代表。カウンセラーとして35年、幼稚園児から高校生にいたる子どもたち、及びその親からの相談を受けている。2007年3月まで38年間公立高校の国語教員を勤めて退職。現在は静岡産業大学及び静岡雙葉学園講師。日本学校教育相談学会認定学校カウンセラー。日本教育カウンセラー協会上級教育カウンセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オリーブ
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テーマは「自己肯定感」です。毎日寝る時に、今日の自分を振り返って3つ自分を許し、3つ自分を褒めることを、今日から実践してみます。自分はダメな人間ではなくて、ダメな部分もあるだけで、それが自分の全てではないと書いていました。自分を全否定するのではなく、そう言うダメな部分も含めて自分を認めることが大切で、そうすることで、自己肯定感が生まれて心が安定してくるんだそうです。自分を許して、褒めたりすると、何だか自分が傲慢になる気がしますが、自己肯定感を持つことと、傲慢になる事とは全く違うことだと本の中で詳しく書いて2013/04/17