内容説明
どうして、そこに、そういう名物が生まれたのか。環境民俗学の視野から、歩く・見る・聞くの膝栗毛で東海道の名物を解き明かす。
目次
品川海苔(東京オリンピックで姿を消した江戸湾の名産)
大森の麦藁細工(シーボルトも買った麦藁玩具)
小田原提灯(道了さんの霊木で狐狸妖怪除けの松明が始まり)
箱根細工(箱根山の森が生み、箱根七湯が育てた)
山椒魚の黒焼き(恋の媚薬は代用品だった)
山中の小麦饅頭(芝切地蔵縁日の供物が名物に)
駿河湾の恵み(黒潮の回遊魚と磯浜の魚介が並ぶ駿河路)
鰻の蒲焼(浮島沼の鰻と浜名湖の鰻の食べ比べ)
海道の銘酒(志太杜氏の活躍と祭囃子で醸す江州の銘酒)
岩渕の栗粉餅(富士川船頭衆の力餅)〔ほか〕
著者等紹介
八木洋行[ヤギヨウコウ]
昭和23年(1948年)藤枝市に生まれる。日本民俗学会会員。静岡県文化財団季刊誌「しずおかの文化」編集長、SBS学苑講師、SBSラジオ「すっとんしずおか昔話」パーソナリティー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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