しずおか 詩歌の風景

しずおか 詩歌の風景

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784783803133
  • NDC分類 911
  • Cコード C0092

内容説明

草野心平が観た富士、山口誓子が感じた遠州灘。防人たちは愛する人やふるさとに別れを告げ、芭蕉は世の非情を哀しんだ。“しずおか”を詠んだ歌人、俳人たちと、秀作の舞台を訪ねるガイドブック。

目次

不尽の肉体と白い大精神への畏敬
渡り鳥の視点で望む浜名湖
散りゆく桜から詠んだ愛の歌
大景に抱かれた白い花
“伊豆の歌人”旧家の春に思い込め
滅びない子供たちの情感
孤独慰めた伊豆の風土
家族残し旅立つ防人の心情
茶の緑の波、戦中の心いやす
漂う京のみやびの世界〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

クラムボン

5
40編の静岡の詩歌を紹介しています。著者の杉山学さんの姿勢が「作品の再発見に努め、先人の筆の及ばない部分に触れたい」…なので、代表的な静岡の詩歌を並べた物では無い個性的なセレクションです。地元の歌人の歌は素晴らしいです。ただ私には漱石が療養先の修善寺で大吐血し死線を彷徨うも脱した後に詠んだ「生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉」や橋本多佳子の焼津漁港での句「鮪またぎ老いのがにまた競りおとす」有名人の俗っぽい歌に惹かれてしまうのです。2021/02/14

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