内容説明
人は時の容器。茫漠として地表を覆う人の、現存も非在もつかの間の宿りか―。命の根源とその涯を、宇宙的スケールで捉えた新詩集。
目次
１（胎冥／新生；閉ざされても光は生まれ出で；舟形光背；唐草光背；水炎光背；鋏の旅路）
２（星狩；秋雨前線；風媒フレグランス；冥婚；ガラス瓶の放心；秋の声；氷湖の沈黙；縄文土器工房；ひとがた彷徨）
３（皮の変相；言葉変相；永遠という…；越境；小さな人の形のもの）
著者等紹介
こたきこなみ［コタキコナミ］
１９３６年１２月北海道生まれ。既刊詩集：『星の灰』書肆青樹社２０００年刊（第３４回小熊秀雄賞）、『夢化け』書肆青樹社２００６年刊（第３回更科源蔵文学賞）ほか。評文集：『岩肌と人肌のあいだ』土曜美術社出版販売２０１５年刊（第１２回詩歌句随筆評論大賞随筆部門奨励賞）。所属：詩誌「詩世紀」「地球」「舟」「同時代」「火牛」「幻竜」等を経て現在「イリプス」同人。日本現代詩人会会員、日本文藝家協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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里十井円
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やや幻想小説。好きな詩だと思う。人形への関心が高くてうれしい。中表紙の一枚目（遊び紙？）がかっこいいし最初から最後までいい紙でうれしい。2023/10/31
