内容説明
戦後現代詩の始まりの光景を大胆に更新する本格的鮎川信夫研究。最新資料をもとに、戦後の詩と詩的磁場の批評的達成を現代に問い直す。全集未収録詩篇をはじめ、新発見の書簡など貴重資料を収載。
目次
第1部 鮎川信夫の戦後(「死んだ男」論―“空白”の根底;「兵士の歌」論―屹立する地/水平線;“病院船日誌”論(国家と原罪;主体のゆくえ)
「小さいマリの歌」論―“公”と“私”の統合 ほか)
第2部 鮎川信夫の「荒地」(「荒地」の輪郭と根拠;一九五〇年代の詩壇と「荒地」;「荒地」と「囲繞地」;思想詩におけるリズム ほか)
著者等紹介
田口麻奈[タグチマナ]
1981年広島県生。早稲田大学第一文学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、都留文科大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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