内容説明
三好達治賞詩人が「人間のたましい」と対話。気が遠くなるような自然の奥深い語りかけを受けとめた優しく静かな思いにつらぬかれた抒情詩集。
目次
三月
三月の葉
噴水
切り株の樹影
林檎の花
さざ波
花の季節
ロッキングチェア
初夏の川
木香薔薇
あすちるべ
空を見あげて
風の接線
毛状絹雲
バケツ雲
花火
葉影
葉蔟
フランス窓
あの秋から
松ぼっくり
初冬のポプラ
ガザニア
太古の朝にやって来る人
停止した列車
思案
雪のしじま
雪の裂け目
空の泉
雪
著者等紹介
藤田晴央[フジタハルオ]
1951年生まれ。2014年、詩集『夕顔』で三好達治賞受賞。2018年、秋田雨雀賞受賞。「歴程」同人。日本現代詩人会会員。日本文藝家協会会員。日本現代詩歌文学館振興会評議員。宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員。青森県詩人連盟会長。東北女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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