内容説明
明けない夜はない。闇の先にはかならず光が見える。人生の深淵に幾度も迷い込んでしまった詩人が、混迷の果てに探し得たものは何か。人生の年輪を重ねてきたものならではの、研ぎ澄まされた感性によって刻まれた最新詩集。
目次
痛み葉
ゆき
花びら
雨脚
静かな夜
フーガ
半月
暮れ残る道
雪の火ばな
周波数
架橋
裂けたザクロ
乾いた風
ボールペンと紙の
夏の朝は早い
聖堂
ガラス細工
大工仕事の音
雨垂れ
著者等紹介
石井宏紀[イシイコウキ]
昭和15(1940)年山梨県北都留郡上野原町上野原字向風に生まれる。現・上野原市上野原(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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