出版社内容情報
わたしたちそのものがこの風景だ?
もはや疑問そのものが?
牛の姿をしている?
「(QQQ)」
問いの礫
「わたしは夜になると/寂しい場所にある大きな刑務所へと歩きます/道なりが続いていて車も人もいないのです」(「蛾になる」)。
騒然とした無人の現在を超え、全身で立ち上がる絶対的な問い。現代詩手帖連載時反響を呼んだQQQを収録、和合亮一が挑む未来のためのシュルレアリスム!
装幀=中島浩
和合亮一[ワゴウリョウイチ]
著・文・その他
目次
蛾になる
自由登校
最近になって鳥に興味がある
幽霊
風に鳴る
空き部屋
百足
ある日
圏外へ
少年と油蝉
ナイフ
わたしが女だったころ
新緑にそそぐ雨
ここはどこ
その目
秋
告白
千夜一夜の明くる朝
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