出版社内容情報
さあ、蓋をあけて
暗渠の裏側に入り込もう
ことばの裏側に宙づりになって
とろとろ流れる水を下っていこう
(「リバー、詩、ブル」)
それを見に行く
「おれはひとつの、/世界にただひとつのように、/叫ぶ、芋畑だ」。(「叫ぶ芋畑」)。
軽く軽く時は流れていく、グランドデザインは変わっていく。このカーブを曲がりながら、詩人は精いっぱいの声を発するのだ。渾身の、10年ぶり第3詩集!
装画=出久根育
田中庸介[タナカヨウスケ]
著・文・その他
内容説明
軽く軽く時は流れていく、グランドデザインは変わっていく。このカーブを曲がりながら、詩人は精いっぱいの声を発するのだ。渾身の、10年ぶり第3詩集!
目次
1(黙る夜;分かれ道;バルセロナ ほか)
2(海のカフェ;からし壺;叫ぶ芋畑 ほか)
3(それを見に行く;水煙―森山大道氏に;ダイダラの夢 ほか)
著者等紹介
田中庸介[タナカヨウスケ]
1969年東京生。1988年度「ユリイカの新人」。1989年から詩誌「妃」を主宰。細胞生物学の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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