出版社内容情報
死んでいることを忘れるな
機長の声が響きわたって
飛行機が落ちると
神の子たちは神の家々へ散ってゆき
僕はアジュモニの家へ飛んでいった
(「アジュモニの家」)
「だあれのせいでもありゃしない/みんなあなたがわるいのよ/んっ?」(「んっ?」)。止まることなく詩行の時空を跳梁する、恐れ知らずの奔放な筆致の中にふと見え隠れする屹立とした視座―。笑いのうちに鋭い刃を潜ませる『かまきりすいこまれた』に続く、油断大敵、”痛快”の新詩集。
細田傳造[ホソダデンゾウ]
著・文・その他
内容説明
“いま”と“あのとき”を跳梁する軽妙な筆致にこめられるもの。『かまきりすいこまれた』に続く、新詩集。
目次
三軒家
中学が通る
衛生委員
秋
巻尺
軽蔑
ちっちゃいこども
おぼろよ
パチュの背中
んっ?〔ほか〕
著者等紹介
細田傳造[ホソダデンゾウ]
1943年生まれ。詩集『谷間の百合』(2012年、書肆山田)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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